●ここまでのあらすじ
ナポリで、マイミクのイタリア人のマルちゃんとその妹さんと合流。
ナポリを案内してもらえる事に。
■4日目 ナポリ
ナポリピッツァを食べた後、近くを歩いていると、ナポリのアーケード街に着きました。
とても有名な建築らしく、マルちゃんは私を案内したかったようですが、残念ながらその日はお休みでした。
それにしても、イタリアのアーケードってどこの街も建築に力を入れてるんだなぁ……
その後どこへ行こうか話していたら、マルちゃんが Funicolare(ロープウェイ)に乗らないかと言いました。
山の上にも街があって、お城もあるのだとか。
ナポリはお城の多い街だな〜
ロープウェイ乗り場に行く途中で、バイクに乗ってはしゃいでいる若い男性達がいました。
私「あれは……?」
マルちゃん「ナポリのバカです。」
ナポリのバカ(^^;
この時は言い過ぎだと思ったのですが、後でその意味を思い知ることに……
しばらく歩くと、ロープウェイ(ケーブルカー)乗り場に着きました。
ロープウェイは、イタリア語では「Funicolare」と言うそうで、ロープウェイと言っても全く通じませんでした。
で、ロープウェイに乗って山の上へ。
山の上は、海のそばとはうってかわって閑静な住宅街でした。
街を歩いている途中で、マルちゃんが唐突に
「ダイスケさんは、ヘタリアを知っていますか?」
と聞いてきました。
ヘタリアって……あのヘタリア?
第二次世界大戦時などの、イタリア軍のあまりのヘタレっぷりをアニメ化した……あのヘタリア?
ヘタリア(原作)のWebマンガ
http://www.geocities.jp/himaruya/hetaria/
ヘタリア(アニメ)
http://hetalia.com/
マルちゃんは日本のアニメ(特にスレイヤーズ)が好きなのは知っていましたが、ヘタリアを観たらどう思うんだろう……
私「う……まぁ、知ってますよ。」
マルちゃん「ヘタリアはすごく面白いです! イタリア人は、本当にあの通りです!!」
まじっすか(^^;
てっきり、ヘタリアを知ったら怒るんじゃないかと思ってた。
街のてっぺんには、古いお城が建っていました。
中に入ろうとすると、入り口近くのおじさんに「入場料が必要だ」と言われました。
マルちゃん「ちょっと前まで、ここのお城は、無料で入れたのですが……特に面白いものがあるわけではありませんので、お金を払うほどではないと思います。」
じゃあ、やめとこう。
その後、公園のような場所でしばらく話した後、マルちゃん達と別れ、ホテルに帰りました。
その夜、夕食を食べようと駅近くの通りを歩いていました。
私は歩道を歩いていたのですが、後ろから突然けたたましいクラクションの音が!
あわてて避けると、バイクに乗った若い男性がゲラゲラ笑いながら、私が歩いていた「歩道」の上を走っていきました。
どうやら、私が歩いていた場所のちょっと先にある薬局に行きたかったようですが、歩道をバイクで走るなよ……
マルちゃんが「ナポリが嫌い」というのもちょっと分かった気がしました。
結局、ホテルの近くのお店で作り置きのピッツァを買ったのですが、やっぱりおいしいなぁ。
さぁて、明日はこの旅行で最も楽しみにしていた、天空の街「Orvieto(オルヴィエート)」に行くぞ〜!!
(つづく)
